人生とは悍ましいもの。
人生について知ってるものの裏面から、
時として人生を千倍も恐ろしくみせるという。
(H・Pラヴクラフト著:故アーサー・ジャーミンとその家系に関する事実より)

上天草にある公園に設置してあった看板。どうやら、鳥に略奪されるらしい。

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それは、ヒッチコックの「鳥」みたいに襲われるのであろうか。
いや、彼らの目的は、人間が持っている食料。そう餌として、一気に略奪に走るのである。

上空を見上げると、旋回している鳥がいる。

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あの飛び方は、あれは人類の敵であるトンビだ。奴らは目がいい。
視野に餌を捕らえると、一気に襲ってくるのである。 
その動きは素早い。何か物音がすると思うと、背後から襲われるのであった。

これを避けるのは人間には無理だ。一気に通り抜けて餌を奪う。
あの、赤い彗星も逃れる事が出来ないという。

体験者は語る
体験者「そう一気でした。突然、耳の横を通り過ぎる物体がいたのです」
司会者「なんでも、忠告を受けていたとか」
体験者「そうなんです。お土産の店員さんから、トンビと鹿に気を付けてと忠告を」
司会者「襲われるとは思いましたか?」
体験者「いや、よくあるネタ話で、襲われるとは思いませんでした」
司会者「どんな状況でしたか?」
体験者「あの時は宮島で穴子弁当を食べていたのです。」
司会者「穴子弁当は有名ですよね。美味しかったですか」
体験者「美味しかったです。木の下で一気に食べてました」
司会者「襲われたのは、その時ですか」
体験者「そうその時です。」
司会者「やっぱり奪われたのは穴子ですよね」
体験者「違います。沢庵です」
司会者「へ?」
体験者「そう。最後の楽しみにしてい沢庵を奪われたのですよ」
司会者「…」
トンビ「一生の不覚。沢庵を奪うとは。今後は無いぞ。覚えてろよ。人間め」